HPA QA4300 入手と整備

HPA QA4300なるパワーアンプを入手しました。
検索かけてもマニュアルPDFがヒットするぐらいで、メーカーHPすら出てきません。
「HPA」を「ヘッドホンアンプ」の略だと認識されるのもあるみたいですが・・・。

その後、なんとかメーカーにたどり付きました。
深センの「ハンピン・エレクトロン(漢平電子工業股分有限公司)」製らしいです。
Hanpin Pro Audioの略で「HPA」らしい。メーカーHPもありました。

貼り付けてあったステッカーから、日本では岡山のグラフィカ株式会社が輸入販売していたようです。
現在のHPには載っていませんが、InternetArchiveで追いかけると2011~2012年頃の割と短期間だけ掲載がありました。

さて、公式HPの記載を引用しますが、4Ω負荷で300Wx4ch、BTLで8Ω負荷600Wx2chという中々にパワフルなアンプです。
特にホワイトノイズも無く、「設計韓国&製造中国」の印象とは違い案外綺麗に鳴ってくれるようです。
尚、常時リアのファン2基がフルパワーで回っているので、静かな環境にはおそらく向きません。

中古の現状品として入手しましたので簡単に整備しました。
まずフロントのフィルターにびっしり詰まっていたホコリを清掃・・・したのですが、料理店か何かで使われていたのでしょうか、妙にねばっこいホコリがびっしり詰まっていました。

続いてリアのモード切替スイッチの動作がおかしかったので分解清掃、フロントのボリュームのカシメが緩んでグラグラしていたので締め直し。

スイッチON時のポップノイズが気になったので保護リレーを交換。ただし効果無しでした。

電源部の電解コンの膨らみが気になったので交換。
本当は105℃品が欲しかったのですが、80V10000uFなんてコンデンサ、国内での入手性が悪く、ニチコンの85℃品なら割と簡単に買えたので妥協しています。
尚、外してテスターで測定してみた所、4本共に8500uFの容量があり、取り付けたニチコンと同等に±20%であるとすれば十分範囲内ではあったようです。
振るとカタカタ中で何かうごいてる感じはあるので換えといて正解だとは思ってますが。

先日購入したデジタルEQのRDQ-2031と合わせてラックに組み込みました。
イベントで無事活躍してくれることを祈りつつ。(次回は11月17日予定です。

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